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皮膚解剖図ー毛髪の成り立ち

皮膚解剖図をもとに毛包付近の様々な部位の役割を説明します。


イラスト:株式会社ビービー・コム発行「最新の毛髪科学と正しい毛髪診断」

小汗腺(エクリン腺)

大汗腺(アポクリン腺)よりも浅い位置にあり、ほぼ全身に分布しています200万〜500万個存在します。人間のかく汗はほとんどがこの汗腺から出ていて体温調整や皮膚の乾燥を防ぐ役割を担っています。

大汗腺(アポクリン腺)

毛穴に開口しています。小汗腺から出る汗は99%水なのに対し大汗腺から出る汗はタンパク質、脂質、糖質、アンモニア等が含まれていれて粘性があり、常在菌の分解により臭いのもととなります。小汗腺程数は無く腋下に多く存在します。

毛乳頭

毛乳頭には毛母細胞があり盛んに細胞分裂が行なわれ毛髪を形成しています。その毛母細胞に毛細血管から運ばれて来た毛髪生成に必要な栄養素(アミノ酸・ミネラル・ビタミンなど)を受け渡しています。髪を作る司令塔的な役割を担っています。

皮脂腺

皮脂は、皮膚や髪の毛を物理的、化学的に保護し保湿の役割を果たしています。皮脂に含まれる脂肪が皮膚の常在細菌によって分解されることによって生じる脂肪酸によって皮膚の表面は弱酸性となっています。これによって病原菌などを排除する機能も持っています。しかし、皮脂が酸化してしまうと毛根の様々な細胞の活動を阻害することが解っています。

立毛筋

鳥肌がたつ時はこの立毛筋が収縮しているときです。恐怖を感じた時も鳥肌たちますが、体温調整の機能です。

毛隆起

立毛筋が結合している部分。毛乳頭とリンクしあって、ヘアサイクルを支配しています。ここには幹細胞が存在していて毛母細胞や色素細胞の元になっています。永久脱毛はこの部分を破壊するので毛が生えなくなります。

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