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トリコチロマニー(抜毛癖)とは

トリコチロマニーは他の脱毛症とちがい精神的、心理的ストレスにより自らの毛髪を引き抜く行為。無意識で行なっている場合が多いようですが、自覚していてやめられないケースもあります。

トリコチロマニーは衝動制御障害


トリコチロマニーの一例

正常な毛髪を自ら引き抜く行為は衝動制御障害に分類されています。
性癖の一種で爪を噛む等の行為と一緒です。精神的、心理的ストレスが原因で小中学生女子に多いといわれています。
そのほとんどが一時的なもので自然に治りますが、症状が長期、重度になると毛根がダメージをうけて正常な毛髪が生えづらくなったり、範囲も広がる恐れがあります。
お子様の抜毛癖に気がついても叱ったりせずに皮膚科専門医か、精神科専門医等の診療を受ける事が望ましいと思います。最近は成人でも発症例が増加傾向にあるようです。

早めの対処が重要

一見すると円形脱毛症と思われがちなので、脱毛の部位が円形脱毛症によるものなのか、トリコチロマニーによるものなのかを特定する必要があります。円形脱毛の場合は脱毛部位の頭皮が他の部位と比べると、つるっとして境界がはっきしている場合が多く、抜毛癖の場合は抜けずに切れている毛髪も混在しており、境界は曖昧になります。症状には個人差があります。

自覚症状がある方は要注意

就寝時、無意識で抜いてしまう方より、抜毛癖があることを自覚されている方のほうが治療が難しいようです。たとえばアトピー性皮膚炎の方の掻破行動(そうはこうどう)と似ています。処方薬を使っていても掻くと気持ち良いのでやめられず症状を悪化させてしまうという具合に、毛髪を抜くことで、気持良さや安堵感を感じてしまう方は依存度が高いので要注意です。

育毛ケアは役に立たない

トリコチロマニーは頭皮に異常がある訳ではありませんので、育毛シャンプーや育毛トニックは効果がありません。自己診断および自己治療はやめましょう。

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