Home美容トピック髪の「油焼け」

髪の「油焼け」?

「油焼け」とは皮膚についた油の酸化による悪影響で皮膚が色素沈着を起こし、くすんでしまう事と言われています。原因に関しては油の酸化、紫外線の影響による油の変質、油に含まれる不純物等、諸説いろいろあり見解の分かれるところです。髪にも油による悪影響はあります。これを「髪の油焼け」と私は呼んでいます。

どんな状態が「油焼け」なの?

髪の油焼けは自覚症状がない方が多いので以下の項目をチェックしてみましょう。
3つ以上当てはまる方は油焼けしている可能性がありますので日頃のヘアケアを見直しましょう。
シャンプー時に泡がたたない。
シャンプー直後でも髪が臭う。
髪が乾きづらい。
乾いた状態でも髪に弾力がない。
髪の艶が鈍く、指通りが重い。
ホコリが付きやすい。
巻いてもくせがつかない、またはすぐ取れる。
パーマがかかりづらいうえにカールがだれる。

ヘアケアに過剰な油脂分は禁物

油焼けは、髪が乾燥してパサついている状態が気になり、手っ取り早くしっとりする油脂分の多いベース剤や精油等を使っている方に多く見受けられます。ヘアケアにおいて油脂分はごく少量で充分です。過剰な油脂分は毛髪の強度を低下させます。例えばパーマやカラーリングをしていなくても、100g前後の引張り強度を持つ毛髪が50g以下にまで強度低下してしまう事さえあります。毛髪は90%以上がケラチンとタンパク質から出来ている事を考えれば、タンパク質補給が毛髪の質感向上には重要です。シャンプーやトリートメントには植物エキスや植物油など配合されていますが、極微量です。精油を使用する場合には、精油の特性を充分理解し、髪質に合わせた用法用量に注意しましょう。精油によるスキャルプ(頭皮)マッサージをなさる方はしっかりとしたシャンプー、すすぎが必要です。 また石けんシャンプーを使用している方で、酸リンスを使用せずに椿油等を使用する事も控えて下さい。石けんシャンプーはアルカリ性です。毛髪を酸性に戻さずアルカリで膨潤した毛髪に油脂分を塗布するとかなりベタつくことがあります。

油焼けしてしまった髪の改善対策

髪質に合ったシャンプー、トリートメント、ベース剤の選定
これは髪質を把握した美容師に相談して適切なサロンユースプロダクツを改善するまで使用するべきです。
週に1〜2回はクレンジングシャンプーを使う。
頭皮の酸化皮脂やスタイリング剤などの残留物、不要な油脂分をしっかり落としましょう。(使用回数は頭皮コンディションに応じて増減)
リンスやコンディショナーの使用は控えてトリートメントを使用しましょう。
油焼けしている髪にリンス、コンディショナーを使い続けると改善しません。また状態が改善するまでは精油や油脂分の多いベース剤の使用は控える。
シャンプーは必ず夜おこない、すすぎはしっかりしましょう。
毛髪強度が低い状態では必ずドライして下さい。

毛髪強度を定期的にチェック

ヘアアナライザーで毛髪強度をチェックし適切なヘアケアを施しましょう。油焼けしているかも?と思ったらご相談下さい。

ページトップへ
スポンサードリンク



Copyright (C) K2u Produce C-pirica All Rights Reserved.