Home美容トピック感光性クリーム

感光性染毛クリーム使用後、酸化染毛剤で緑に変色

硫酸銀(硝酸銀)配合の感光性染毛クリームを使用後、ヘアカラー(酸化染毛剤配合のもの)をする事により緑がかった色に変色してしまう事例があります。使用説明書に注意書きはありますが、見落としてしまっている場合があるようです。そこでいろいろ調べたらヨウ素が有効だとの情報を得て実験しました。緑になってしまった方へお勧めするものではありません。自己責任でお願い致します。

どんな色になってしまうのか?

←0 ←1

さすがに白髪の多い私も自分の毛髪で実験する気にはなれませんので、白髪を想定してヤクの毛を使用しています。
←0がまったく染めていない毛束です。←1が1回だけ感光性染毛クリームを使用した毛束です。クリームを塗布後に直射日光に20分程度あてた状態です。

←3 ←4

←1に薬剤を塗布します。本来なら←3のような色になります。塗布後約15分。←4のような色になってしまいました。かなり違う色になってしまう事がお分かり頂けると思います。感光性染毛クリームの染まり具合によって緑の発色具合は異なりますが塗布する色に関係なく緑になります。

ヨウ素でどこまで変化するのか?(ヨード過敏症の方は不可)

  ←5

身の回りにあるヨウ素が入っているものの一つにイソジンうがい薬がありますが、今回はうがい薬よりもヨウ素濃度の高い希ヨードチンキを使用します。
原液に←4の毛束を浸けます。 放置時間は20分おきました。←5が仕上がりの色です。←4の緑がかったどす黒い色から茶褐色に変化しました。希ヨードチンキのpHは3.8なので過収斂によりシャキシャキとした手触りになります。かなり傷んだかなという印象です。
一番ダメージが少ない方法は銀に硫黄を反応させる方法です。実験結果硫黄成分が再度銀を黒変させるので緑は打ち消されますが暗くなります。硫黄の入った浴用剤をシャンプーに混ぜて使用する等の方法があります。(某社ではシャンプーに混ぜる硫黄配合のローションを緑に変色してしまった方の為に無料配布してくれます。)暗くしたくないからといって即ブリーチするのは危険です。 傷むうえにかなりムラになります。(使用頻度や染まり具合により異なります。)硫酸銀、硝酸銀は一部の還元剤、酸化剤との相性が悪いため、酸化力の強いブリーチでは毛髪の損傷が大きくなります。またブリーチ後に染めても緑になります。素人判断は危険ですので、経験豊富な美容師に相談しましょう。

自己申告をお願い致します

感光性染毛クリームの使用経験があるお客様は必ず申告していただきますようお願い致します。使用経験のあるお客様は当サロンでのカラーリングは施術出来ません。ご了承願います。またパーマに関しては使用後5〜6週間の間隔は最低でも必要です。

ページトップへ
スポンサードリンク

Copyright (C) K2u Produce C-pirica All Rights Reserved.