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ヘアカラーの種類

美容室は良くパーマ屋さんと呼ばれます。十数年前はカラーよりパーマの需要が多かったですが、現在はカラーの需要の方が圧倒的に多いのでカラー屋さんでもいいくらいです。さて、このカラーですが以前よりも種類が豊富になり、サロンでの呼び名も様々で、何が何やらと思われている方もいらっしゃる事でしょう。ここではカラーの種類と特徴について説明させて頂きます。
カラーリングの分類:日本ヘアカラー工業会ホームページより抜粋、一部改

アルカリカラー

一般的にカラーと言えばアルカリカラーを指します。色持ちが2〜3か月と長期的に持続しますが、原料の酸化染料が人によってはアレルギーの原因になるため、使用前に皮膚試験(パッチテスト)が必要となります。脱色と染色の2つの働きをするので、明るい色が可能になります。髪の毛は弱酸性なので染めた後のケアをきちんとする必要があります。ページトップへ

中性カラー

アルカリカラーよりも脱色力を弱めたものです。その分ダメージが少なくなり色もしっかり入りますが、あまり明るく出来ない事と酸化染料の配合が多くなるため、アルカリカラーよりも、アレルギーのリスクは高くなります。酸性カラーと呼ぶサロンもあり、ヘアマニキュア(酸性染毛料)と混同し、トラブルが発生する場合があります。酸化染毛剤だと言う事をお忘れなく。白髪染めに多用されますが、当店では使用していません。ページトップへ

ヘアダイ

アルカリカラーの通称です。以前はこの名称の方が一般的でしたが、今はあまり使われません。ページトップへ

白髪染め&おしゃれ染め

使うのは共にアルカリカラー(ヘアダイ)です。よく白髪染めとおしゃれ染めの違いを聞かれますが、厳密な定義はありません。白髪を隠す為なのか、ファッションの為のカラーなのか目的によって違うだけです。またアルカリカラーには豊富なカラーバリエーションがありますが白髪が染まる色の明るさには限りがあります。明るい色ほど白髪は染まりません。ページトップへ

お歯黒式白髪染め

サロンで使われる事は私の知る限りありません。毛髪中で第一鉄イオンと多価フェノールが反応することによって、黒色色素を生成する染毛剤です。酸化染毛剤にかぶれやすい人でも使用できる場合がありますが、パーマがかかりづらくなる事とカラーバリエーションが黒っぽい色しかありません。
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ブリーチ

髪のメラニン色素を脱色します。酸化染料が入っていないため、アレルギーの心配がほとんどありません。(頭皮に付着するとしみる場合がありますが、皮膚刺激によるもので、アレルギーとは無関係です。)しかしダメージレベルを上げるためにその後のケアは重要です。ページトップへ

ライトナー

ブリーチよりも脱色作用を弱めたものです。酸化染料は入っていません。ページトップへ

ブースター

デカラライザーと呼ばれる事もあります。染毛した毛髪から染料と天然色素(メラニン)を脱色するものです。以前の色が邪魔で目指す色を出すのが困難な場合に使いますが、黒く(濃く)染められた髪の色を完全に脱色することは困難なうえにダメージも大きいので当店では現在使用しておりません。
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ヘアマニキュア

酸性カラーと言えばヘアマニキュアを指すのが一般的です。酸性酸化染料を使用したものを酸性カラーを呼ぶサロンもありますので、注意が必要です。ダメージも無くアレルギーの心配もまずありませんが、黒色の髪をあまり明るい色には出来ない事と汗などで色落ちがあるので、アルカリカラーより需要がありません。また頭皮につくと取れづらいので根元から浮かして塗布しますので、根元の染まりがmm単位であまいのが難点です。半永久染毛料の色持ちは約2〜3週間ですが、最近のヘアマニキュは2ヶ月近く色持ちします。ページトップへ

カラーリンス

一度の使用で目指す色にはなりません。毎日の使用で徐々に色がつくものです。シャンプーのたびに少しずつ色落ちしていきます。白髪を目立たなくさせることや、褪色部の色補正に向いています。美容室ではまず使われていません。ページトップへ

カラートリートメント

髪をケアしながら色も入りますが、カラーの褪色部や傷んでいるところに色が入りますが、アルカリカラーのように明るく出来ません。白髪にもほとんど色は入りません。シャンプーの度に少しずつ色落ちしていきます。持続は2週間程度です。ページトップへ

カラースプレー

スプレーに着色料が入っているものです。一時的に毛髪の表面のみを着色します。一回のシャンプーで除去できます。手軽ですが、汗などでも色が落ち、衣服を汚すこともあります。当店では取扱っておりません。ページトップへ

カラースティック

着色料に油脂類を混ぜてスティック状になっているもの。カラークレヨンと呼ばれるものもあります。当店では取扱っておりません。ページトップへ

ヘアマスカラ

マスカラタイプの着色料で生え際の白髪隠しによく使用されます。当店では取扱っておりません。
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ヘナ

ヘナ(Henna)は西アジア圏の生息する低木で、その葉を乾燥して粉末にしたものです。 日本では染色が不安定なため染毛剤として認可されいません。一部は化粧品認可されたヘナ配合製品もありますが、トリートメント扱いとなってます。一般に出回っている粉末はかつら用染料または多目的染料として「雑貨」扱いで輸入されているものです。雑貨扱いのものは成分表示がありません。あっても正確な表示でない場合もあります。100%ヘナでの染色はオレンジ系にしかなりせん。(木の低い部位の葉はやや赤味が弱いらしい)ブラウンヘナ(インディゴまたはその他のハーブ類配合は除く)またはケミカルヘナといった「白髪の染まる商品」の大部分はジアミン系染料やフェノール系染料が配合されていますので、酸化染料でアレルギーの出る方は使用を控えるべきです。
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